脳の病気を検査する際に用いる頭部CT検査、これは頭部をX線撮影することでコンピューターが映像処理を施し、頭蓋骨内部の様子を5~10mm感覚の輪切りにした画像として写し出す検査である。これまで、単純X線撮影では頭蓋骨の内部まで映し出すことは困難であった。

しかし近年の目覚ましい医療技術進化に伴い、CT検査機器が開発され、脳腫瘍や脳卒中の診断・治療ができるようになったのだ。検査中に腕の静脈から造影剤を注入し、撮影をする造影CT検査というのも行われているが、この検査をすることによって腫瘍や梗塞周辺の影がよりはっきりと見えるようになったのだ。

さてこの検査であるが、水頭症など脳の先天性の病気を診断したり、外傷による頭蓋骨内の血腫の発見及び大きさや悪性・良性を判断したり、脳血管障害の場所・障害範囲の特定等に利用することが可能である。

また、くも膜下出血の原因とされる動脈瘤もこの検査から発見することが可能である。検査の所要時間はおよそ10~15分、造影CTも併せて行うのであれば30分は見ておく方が良いだろう。

通院のみで受けられ、苦痛もない検査であるが、造影剤を注入した際に一時的に体が熱くなり、また一定時間じっとしていなければならない為、人によっては体が痛くなってしまったりすることもあるようだ。その場合は無理することなく申し出ると良いだろう。また、造影剤に含まれているヨードにアレルギーを持っている場合も申し出るようにしてほしい。

検査の結果から異常が見つかった場合、必要に応じてさらに精密検査を行っていく。頭部MRIや髄液検査、眼底検査等の検査結果も加え、診断確定に努める。そこから導き出された治療方針に従い、適切な治療・処置を受けることが大切である。

頭部CT検査

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